インフルエンザ

長男が、先週幼稚園から貰ってきたであろうインフルエンザA型が我が家で猛威を振るいつつあります。
長男は日曜の夕方から高熱が出て慌てて小児救急に運び込んだのですが、インフルエンザが流行っているらしく、電話をした時には既に受付に10人以上、予約も5名ほど入っているとのことで、受診できたのは2時間近くになってからでした。
患者が多かった為、簡易検査キットも残り2つで医者は出来れば様子を見たそうでしたが、2年ぐらい前に長男がインフルエンザに罹ったときは、平気でうどん食べてていきなり白目を剥いたのを覚えていた奥さんが医者に食い下がってどうにか検査してもらえました。
結果、インフルエンザA型ということでタミフルを処方してもらったのですが3日分しか出ませんでした。
タミフルはインフルエンザウイルスが宿主の細胞内で増殖し、細胞から切り離されて他の細胞へと移動しようというときにその作用を阻害する薬です。ウイルスの増殖を抑える薬であって、殺してしまう薬ではありません。
通常インフルエンザは発症期間が3〜5日。ウイルス排出期間は発熱終了後2.3日とされていますから、3日分のタミフルでは体内に留まっているインフルエンザウイルスが再び増殖を始めてしまう可能性があります。
そのため、5日間きっちり薬を飲み続けなさいと前の受診時には言われてたのに。
丁度、いつも診てもらっている先生が応援に駆けつけていたので話を聞くと、急にインフルエンザが増えてきたので在庫が底をつきかけているので、そういう対応にしているとのこと。3日後にまた薬を取りに来てくださいと言われました。
そういう知識があって、たまたま掛かり付けのお医者さんがいたから良かったものの、そういった説明は診察してもらった医者からも調剤の薬剤師からも聞けなかったというのは、単に個人的な問題では無く、忙しくても、耐性株の発現といったことを考慮すればきちんと説明すべき事柄なのではと思いました。

で、翌日の今日ですが、一日看病していた奥さんの熱が上がりつつあり、おいらもなんだか喉や関節の違和感があり、そのうち寒気がしてきたら久しぶりにインフルエンザになりそうです。
とりあえず、長男にはタミフルが有効だったので、耐性株ではなさそうなのが救いといえば救いです。
それにしても、夢の特効薬タミフルも出現からあっという間に耐性株問題が浮上したりして、本当に微生物との戦いは劣勢を強いられているのが現状です。