風船太郎と徳島ラーメン

komoron2010-05-05

ゴールデンウィークも半ば、特に予定も無いのですが、折角のゴールデンウィークなのだから子供たちを楽しませようと、あすたむらんど徳島へ行くことにしました。
到着早々、風船太郎ショーが芝生広場で始まるようでしたが、「風船+太郎」の響きは、ピエロのような人が細長い風船でちまちまと風船細工を作るといった、昭和のノスタルジー的イメージが即座に浮かび上がり、切ない気分にさせられそうだったので、即座にパスして吉野川下りのアトラクションへと向かいました。
あすたむらんどは基本的には無料なのですが、吉野川下りのアトラクションや、プラネタリウム、科学館等の有料施設もあり、下は幼稚園から上は小学生ぐらいまでなら楽しめる施設です。開園時から閉園時まで飽きることなく楽しめそうな施設です。
うちの子供達は小学2,4年なので思いっきりストライクゾーン!!もう後が無いかのように、電池が切れるまで走り回っていました。子供たちも遊び疲れたことだし、一日ですべて見て回るのもムリかなということで、2時過ぎにあすたむらんどをあとにすることにしました。
丁度その時、風船太郎の第二回目のショーが始まりますと言う放送があったので、帰るついでだからと見ることにしました。
初回のショーも、乗り気でなかったので見逃した訳ですから、そんなに期待もしていなかったのですが…
いやあ、参りました。
ショーが終わる頃にはすっかり風船太郎のファンになってしまいました。
風船太郎という芸名の響きからは想像もつかない、話術とそのテンポの良さで、観客がドンドン引きつけられていっているのが分かりました。
また、使っている風船が、大道芸で使われている細長い風船もあるのですが、その使い方も風船細工とはちがっていますし、人が入れるほどの、でっかい風船を使うところがダイナミックで、それも惹きつけられる要因だったのでしょう。どうのこうの言うよりも、実際見てみた方がいいと思いますので、「風船太郎」のキーワードは覚えておいて下さい。
子供たちも、最初の頃は風船が割れるかもしれないからか、恐る恐る様子を見ていましたが、ショーの最後には、もう少し前で見ていればよかったと言っていました。
風船太郎のショーは2,30分ほどだったでしょうか、座ってみていたお陰で、子供たちが元気を取り戻したので、それから一時間ほど遊びまわった後、あすたむらんどをあとにしました。
で、徳島へ来たからには徳島ラーメンを食べて帰ろうと言う、いかにも讃岐うどんの国から来た人が思いつきそうな理由で、徳島ラーメンを探すことにしました。
カーナビで、いくつか候補は出てくるものの、閉まっていたり、廃業していたりと、現実の厳しさを痛感させられる結果に。
結局、コンビニに寄った時に、店員さんに美味しいお店を聞いて訪ねることになりました。
近所なら「いわたラーメン」がオススメですということで、ロックオン。
店舗が新しかったらしく、カーナビではヒットしませんでしたが、携帯でググってグイグイお店へ!
いわたラーメンの手前に王王軒というお店があり、結構混んでいるみたいで、一瞬心奪われそうになったものの、いわたラーメンへ舵を取りました。
ただ、コンビニで奥さんがおすすめ店を店員に聞いていた時に、徳島グルメガイドを立ち読みしていて出ていた王王軒も気になっていたので、ハシゴ前提でいわたラーメンは大と小を家族四人で分け合うことに。
見た目、スープの色が濃くて、とてもショッパイ感じなのですが、食べてみると全然そんなことなくて、美味しい。麺の茹で加減もOK!
日頃、行列の出来るとかいう生麺タイプのラーメンでも食の進まなかった子供達も、あっという間に完食。
もっと欲しいという、子供たちをハシゴして王王軒に行くんだからとなだめすかして、店を出ます。
で、王王軒に到着して、さあ、店に入ろうかと言うときに、「ゴメンナサイねー。」と、お店の人が「本日、売り切れにつき終了。」の看板を入り口に置いていきました。
ガックシ。
いわたラーメンに引き返すわけにもいかないので、「今日のところは、これぐらいにしといたろ。」と、悪態をついて帰りましたが、徳島ラーメンの美味しさと厳しさを同時に教わりました。
日帰りでしたが、思いがけない楽しい思い出や、ちょっぴり切ない思い出などを味わえた徳島日帰り旅行でした。