良かったこと

結婚して25年以上経つので銀婚式を過ぎた。金婚式まで生きられる自信は全くないが、結婚して子供を二人授かり、奥さんの手腕でどうにかこうにか無事に過ごせてきたことに感謝している。

父親として何かを与えるのではなく、悪影響を与えないようにしてきた気がする。父親としての責任放棄のような気もする。言い訳のようだが奥さんが教育の専門家で、こちらも奥さんの言うことが正しい(教育に関して)と思っていたので、口出しは控えていた。子供たちもそのことは感じているようで、父親には漠然とした思い(特に娘)しかないようだ。息子には同性ということもあり、心情的に通ずる部分があるので割と突っ込んでいけたのだが、今となっては相談事は妻にばかりでちょっと寂しい。

アリスの谷村新司さんが亡くなったという報道がつい最近あった。

小学生の頃、県境のマリンセンターにあったジュークボックスで聴いたような気がする。こういうニュースを聞くたびに、どんどん昭和が遠くなっていき、いかにして迷惑を掛けないような終わりを迎えるようにしないとなと考えさせられる。

浮かれて買ってしまったビッグCDラジカセも自分がいなくなったら粗大ごみかなあと思ったらちょっとセンチメンタルな気分になってしまった。

還暦を迎えれば、あとは子供に戻っていくだけだと思っていたが、増税メガネの方針では、死ぬまで働き続けなければいけないのだろう。