子と父と

子供達のピアノの発表会があった。
昨日去年のDVDを観て見たが、1年もするとそれなりに上手になっていたりするので子供の成長は見応えがある。発表会の1週間前に、ぐだぐだな演奏内容を母親にこっぴどく指摘され、ドラマのように床に突っ伏して泣き崩れていた長男も堂々とノーミスで演奏を終えた。長女は幼稚園の頃からエレクトーンやダンスで人前に出るのは全然プレッシャーになってなかったのだが、この頃は練習では落ち着いて出来るのに、本番では緊張して実力が発揮できないようになっている。思春期に入ったのかな。でもまあ、そこそこそつなくこなしてくれるので、どうにかミスすることなく終わってくれた。
日々進歩していく子供たちをみていられるのは無常の喜びです。

父が同窓会の幹事をすることになり、案内葉書を出したいというので、往復はがき、名簿、文面一式を貰ってパソコンで印刷して実家へ持っていった。
子供の頃の父は、気難しい頑固一徹、人付き合いも苦手に思えていたので、同窓会の幹事も仕方なく引き受けたのかと思っていたが、前回の同窓会のことを楽しそうに話す姿や、出席できなかった同級生に出席者の集合写真を送ったから、今回は出席率が上がると思ってると楽しそうに話す父の姿を見ていると、好々爺然としてきて、丸くなったというか、老いたというか、これからは少しいたわってあげないといけないなと思った。