一年越しのリベンジ

義兄のノートパソコンが調子が悪いというので、リカバリしたのが去年の正月の話。
話を聞くと、立ち上げ時に「おぺれーしょんしすてむのっとふぁうんど」とかいうメッセージが出るということなので、ありがちなHDDが逝ってしまった事例だろうと思い、義兄に新しいHDDを買って貰えれば直りますよと。
それがこんな長くおいらの胸を苛むことになろうとは…
初期症状としては、正にHDDがお亡くなりになったような感じなのですが、何かの拍子に電源ONでHDDを認識したりしなかったり。BIOSレベルでも、HDDを認識したりしなかったりと至極不安定なのです。
で、お亡くなりになっていると思っていた初代のHDDも、他のパソコンに繋げるとちゃんと認識してくれて読み書きも可能。
となると雰囲気的にはHDD本体というよりも、他のハード面での故障が考えられたものの、どこの故障だか分からないのでその時は運良くリカバリー出来たときに義兄に返してチャンチャンと思ってました。
が、奴は帰ってきました。
義兄のところでまたも不調となり、メーカーに見積もり依頼したものの基盤交換とかで、とんでもない金額を請求されたのでどうにかならないかと。
正直このノートには関わりたくなくて、年末から我が家にあったのですが、見て見ぬ振りを続けて来ました。
さすがに休みも終わろうかというこの時期を逃すともう二度と直すことも出来ないだろうということで重い腰を上げました。
HDDのみ認識したりしなかったりなので、まずHDD取り付け部分から見ていきました。
老眼進行中につき日毎に細かなところが見えにくくなってきてます。
科学の眼に頼る事にして、デジカメ(FinePix F31fd)で基盤との接合部を接写。

お!!これは??
写真の赤丸で囲んだ部分て半田の乗りが少し悪くない?
ここが接触不良を起こしてHDDを認識したりしなかったりという悪さをしていたのか?
そう思うと即、IC基盤用の半田とコテを買ってきて早速半田付けを始めましたが、半田付けなんて前回のマザーボードコンデンサ取付け以来です。
そのマザーボード自体未だに通電していないというのに、無鉄砲というかなんというか。思い込みの激しさだけは年とともに順調に成長してくれています。
老眼はその時よりも進んでいて目は見えにくし、コンデンサよりももう一つ細かい作業なもので、手は震えるわ上手く半田乗ってくれないわで苦労しました。
どーにか目的の接合部に半田が乗ってくれたものの、実に微妙(写真下部)な乗り具合だし、周りは熱で真っ白になっていたり焦げていたりで、正直これで起動するとは思わなかったわ。オイオイ^_^;
恐る恐る電源ONしてBIOSに入ると…
やったー!!HDD認識した!!!ラッキー☆彡
そこからリカバリー領域をコピーして再インストールを行いましたが特に不具合無く、見事にリカバリー終了です。

一年越しでようやくリベンジすることが出来ました。
新年明けてからパソコン関係では2連勝で気持ちがいい年始を迎えることが出来ました。

……

ただ、本当にあの半田付けで、あの性悪のノートが直ったのかどうか?
正直まだ安心できない部分も残っています。
3度目のご対面ということになれば、素直に義兄に白旗を上げてオークションに出品することにします。^_^;